ユネスコ世界遺産サイト

ユネスコに登録されている世界遺産は全部で812箇所ありますが、ネパールにはこのうちの4箇所があります。カトマンドゥ盆地、サガルマータ国立公園、チトワン国立公園と仏陀の生誕地であるルンビニです。カトマンドゥ盆地において世界遺産として登録されている寺院や史跡は7つあり、スワヤンブナート、ボウダナート、バクタプル王宮広場、チャングナラヤン、パシュパティナート、カトマンズ王宮広場、パタン王宮広場です。

世界文化遺産:
カトマンドゥ盆地
ルンビニ

世界自然遺産:
チトワン国立公園
サガルマータ国立公園

カトマンズダルバール広場

古都・カトマンズの中心であったカトマンズダルバール広場はバサンタプールにあり、その緻密な木彫りの建築物と豊かな歴史背景で、この地を訪れるツーリストに強い印象を与えます。ここにある歴史的複合建築は、コンクリートの建物に囲まれて急速に発展する混沌とした現代都市の中におけるオアシスと言えるでしょう。かつてはネパール王族の邸宅があり、すべての即位式はここで執り行われました。宮殿は数世紀にわたってラナ家とシャハ家により増築が施されつつ築かれた、東洋と西洋の融合的建築構造物となっています。その名を冠したタレジュバワニ神の神殿を含むこの広場の周辺には、驚くことに50もの寺院が存在します。広場は屋外のカスタマンダップ、クマリ館、シヴァパルバティ寺院とハヌマンドカ、メイン宮殿からなる屋内の2つのセクションに分けられます。かつてのメイン宮殿は、シャハ王朝3世代を専門とする博物館に改造され、その大半部分が一般に公開されています。
この地域に見られる重要な遺跡:
タレジュ寺院: ここにあるすべての構造物の中で最も高くそびえ建つタレジュ寺院は、西暦1549年にマヘンドラマッラ王によって建立されました。この寺院は毎年のダサイン大祭の時に1日だけ、一般市民に公開されています。
ジャガナート寺院:,16世紀に建立されたこの寺院は、古くから、木の支柱の上に刻まれた魅力あふれる官能的な彫刻で知られています。

カーラバイラヴ神, シバ神のどう猛で残忍な側面の化身であるカーラバイラヴ神像は17世紀のもので、カトマンズで最も大きな石像の1つです。
セトバイラヴ寺院この寺院は、年に一度インドラジャトラの間のみ一般市民に公開されています。
クマリの館 17世紀建立のクマリの館には、 生き神クマリが住んでいます。非常に熟練したかつての名工が残した、優れたネパール建築の一例です。
カスタマンダプ寺院カトマンズの名の由来となったこの寺院は、一本の材木から切り出した木材のみで作り上げられたと言われています。
ナウタレダルバール 9階建ての宮殿です。

バクタプルダルバール広場

バクタプールは市街全体が世界遺産として登録されていますが、カトマンドゥ盆地に3つあるダルバール広場の内、最も静かなのがバクタプル市の中心にあるバクタプルダルバール広場です。マッラ王朝期にさかのぼるネパール建築の展示場であるかのようなこの広場は、現在でも自動車などの交通を制限しており、大変魅力的な街の様子を見せています。ここではネパールで最もすばらしい中世の芸術品の数々を見ることができます。 特に興味深いもの:ゴールデンゲート、55窓の宮殿と巨大石柱の上に据え置かれたブパティンドラ・マッラ王の美しい像は、ぜひ見ていただきたいものです。ゴールデンゲートは、55窓の宮殿内にあるメインの中庭への入口として、ランジット・マッラ王によって建てられました。ヤクシバ・マッラ王の支配下の1427年に建てられた55窓の宮殿は、17世紀にブパティンドラ・マッラ王によって改築されました。アートギャラリーは、いろいろな時代のヒンドゥー教や仏教の伝統に属する、古代の手書き文書やタンカ、古い時代の石彫や骨董絵など、魅力的なコレクションを有しています。(火曜日休館)

パタンダルバール広場

パタンダルバール広場の複合建築は、おそらくカトマンズ盆地内の3つのダルバールスクエアの中でも、最も写真撮影の被写体として好まれてきた構造物でしょう。パタンダルバール広場はパタン市の中心に位置していますが、ここはかつてパタン王の宮殿があった土地です。偉大な建築家でありかつまた芸術活動のパトロンでもあったマッラ王の支配下で、その頂点に達したネワール建築の精粋が、展示場のように建ち並んでいます。宮殿には3つの中庭があり、中心の最も古いものがムルチョウクです。複合建築群の西方には、様々な大きさの種々異なるスタイルを持つ寺院が多数あります。石造寺院の傑作、クリシュナ寺院、ビムセン寺院、ゴールデンテンプル(正式名はハラニャヴァルママハヴィラ)とスンダリチョウクは、この時代に燦然と輝くネワール族名工が持っていた芸術センスの、シンボル的存在といえるでしょう。スンダリチョウクには見事な木彫りと石彫りや金属彫刻が施されたトゥシャヒティと呼ばれる水場があります。他の宮殿同様、パタンダルバール広場にもタレジュバワニを祀る寺院があります。
この地域の重要な遺跡は、以下の通りです:

パタン旧王宮のゴールデンゲートと金色の窓
21の金の小尖塔をもつ有名なクリシュナ寺院
スンダリチョウクの多くの彫刻が施された石の浴室
タレジュ寺院
ビムセン寺院(広場を見渡すことのできる荘厳な金色のバルコニーがある)
チャーナラヤン寺院(木彫り彫刻の最もすばらしい例の一つ)
チャシ デガ
マンガ ヒティ
ムルチョウク

スワヤンブナート

スワヤンブー」とは『自ら生じた者(自然生/じねんしょう)、創造者』を意味します(日本では創造者=大日如来とされ、釈迦仏陀は大日如来の生まれ変わりとされています)。スワヤンブナートは2500年以上前に建立されたと考えられており、西暦460年ごろの銘文には、マヘンドラ王によって建立されたとあります。13世紀までには仏教における重要な中心寺院へと発展しました。
伝説によるとスワヤンブー(如来)は、カトマンズ盆地がかつて湖であった頃に、湖の中央に咲いていた蓮の花から誕生したと言われています。ネパールで最も大きい釈迦牟尼仏陀の像が、スワヤンブーの西側、リングロード沿いに最近築き上げられました。丘の頂上の裏側には、文殊菩薩(または学問の神サラスワティー/弁才天)を祀った寺院があります。仏教やヒンズー経の神々にまつわる仏舎利塔や石像やさまざまな聖堂が、ストゥーパ敷地内を満たしています。丘の基礎部分の殆どが、近年設置された多数のマニ車でぐるりと囲まれています。いつもたくさんの巡礼者がストゥーパの周りで、マニ車を回しながら巡回し、祈りをささげています。
ストゥーパは丘の頂上に鎮座しており、その聖地につづく400段もの非常に急な石階段を上るのはかなり体力が必要です。ただし丘の裏手には頂上付近に通じる車道も整備されていますので、こちらを行くことも出来ます。朝から晩まで、仏教徒もヒンズー教徒も含めて多数の人がスワヤンブナートを訪れます。おそらくスワヤンブーこそがネパールの宗教的な融和を目の当たりにできる最高の場所ではないかと思われます。
重要な遺跡:

ストゥーパの東側に安置されている金張りの巨大なバジュラ(金剛杵/チベット密教に由来する法具。煩悩を打ち砕き、仏の智慧を現わす、といわれる)

スワヤンブーの丘の西側にある巨大仏像

仏陀涅槃像

ハリティ寺院。すべての子供たちを守護するヒンドゥー女神ガンガ(鬼子母神)像あり。

※ハリティは仏陀によってすべての子供たちの世話をする女神に転身させられる前は、人食い鬼であったと言われています。デワダルマ僧院 銅の仏陀像との伝統的なチベット画が見事

パシュパティナート

ヒンズー世界で最も畏怖される破壊神・シヴァを祀ったパシュパティナート寺院は、シヴァの帰依者にとって、アジアに4つあるシヴァ神関係の重要な聖地の中でも頂点に立つ寺院です。寺院は5世紀に建立されて後、代々のマッラ王によって修復されて来ましたが、聖地自体はカトマンズの森の中で最古のシヴァリンガが発見された、千年紀の初めからあったとも言われています。寺院建築の集合体としてもネパール最大規模を誇るパシュパティナートは、ヒンズー教徒が聖なる川として崇めるバグマティ川を挟んで両岸に広がっています。パゴダ(塔)スタイルのメインの寺院は、金メッキの屋根と銀で覆われた4方面のドアを持っており、高品質の木彫りが施されています。寺院の周囲を、ヒンズー教の神々や仏教神を祀った別の寺院群が囲んでいます。至近に位置するのはシヴァの配偶者サティデビを祀ったグヘシュワリの寺院です。川沿いの一段高い場所ではヒンズー教徒の火葬が絶え間なく行われています。寺院の入口から中へ入ることを許されるのはヒンズー教徒のみです。聖所内にはシヴァリンガがあり、外側には最も大きな雄牛のナンディ像(シバの乗り物)がシヴァを待つ姿が見られます。敷地内には何百ものシヴァリンガが見られ、春のシヴァラトリ大祭には、ネパール国内やインドから何十万人もの参拝者が訪れます。

チャングナラヤン

バクタプルの田園地帯をぐるりと見渡す丘の高台に、チャングナラヤン寺院は荘厳に建っています。寺院の開基は4世紀に遡り、救済の主・ヴィシュヌ神が祀られています。5世紀頃のものと思われる寺院の石銘には、カトマンズ盆地で最も古い寺院の1つであると刻まれています。この寺院は紀元初期のネワール様式の芸術と建築の格好の見本となっており、石、木、金属等で造られた工芸品の典型例を見ることができます。

チャングナラヤン寺院の2段の支柱の上にナラヤンの10の化身像があります。また6世紀に造られたとされる石像は、ヴィシュヌ神の宇宙権現であるナラヤン神を現しています。ガルーダ(体の半分が男性で半分が鳥の姿)はヴィシュヌ神の乗り物です。ヴィシュヌ神の実物大の像は、寺院に対して跪くように設置されています。

ここで見られるヴィシュヌの重要な彫像:

ビシュワループ: ヴィシュヌの最も普遍的な姿を現わした非常に貴重な彫刻で、その歴史は8世紀に遡ります。

ヴィシュヌ・ヴィクランタ:: この石像は8世紀からの歴史を持っており、最も力強い体勢をしているヴィシュヌ像の一つとされています。この像はヴィシュヌが足で宇宙の大きさを計測しているところを現わしています。

ガルーダ(神話上の鳥)に乗ったヴィシュヌ: この像の歴史は10世紀に端を発しています。

ナルシンハ・ヴィシュヌ: これは上半身が人間で下半身がライオンのヴィシュヌ像です。紀元後464年に建立された石板には、突然死したネパール国王ダルマデヴァと、若くして王位に就いた彼の息子の人生が詳細に刻まれ、チャングナラヤン寺院の前に置かれています。その若き王となった息子が数々の戦争に勝利した後、勝利の証を石柱に刻んでチャングナラヤン寺院の前に設置したと言われています。学術的サンスクリット語による韻文調で記載され、殆ど百科事典と言って良いほど詳細に、その時代の社会や伝統文化について述べています。ドラドゥリ・ヴィシュヌ神(チャング=ドラドゥリ、ナラヤン=ヴィシュヌ、サンスクリット語)への祈祷文から始まっており、チャングナラヤンが、碑文に記されている紀元後464年より更に古くからあったことの証しとなっています。

ルンビニ

言うまでもなくルンビニはブッダの生誕地であり、宗教的、考古学的に極めて重要な土地で、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。後にブッダ(=目覚めたひと)となるゴータム・シッダールタ皇太子は、紀元前623年にネパールのルンビニの庭園で生まれたと言われています。ルンビニの主な聖地には、近年修復されたマヤデヴィ寺院や、この寺院の後ろにあるアショーカ石柱、さらにブッダを現世に送り出す前に、ブッダの母親・マヤデヴィ王妃が入浴をしたと言われるシャキャ・プスカリニ湖などがあります。

ルンビニの近くには、ブッダと仏教に所縁のある地が数箇所あります。ルンビニはカトマンズの南西300kmのところにあり、ルンビニの約22km手前の最寄りの都市バイラワまで、バスと飛行機が各主要都市から出ています。バイラワからルンビニまでの交通機関は充実しており、両都市には快適なホテルやレストランが揃っています。

ここで見られる重要な遺跡:

ルンビニ庭園: アショーカ庭園の石柱で有名なルンビニ庭園は紀元前245年にインドの皇帝アショーカによって作られました。ここにはブッダが生まれた際に、まさにその場所に置かれていたとされる石があり、最重要な発掘とされています。

マヤデヴィ寺院: ブッダの母マヤデヴィ王妃を祀った寺院で、数年前に発掘されました。ここにある彫刻や彫り物は、そのほとんどがデザインも形もその石板の背景と区別がつかなくなってしまっています。

ルンビニには世界中の仏教徒集団によって建立された新しい僧院や仏塔が数多くあります。ネパール仏教寺院やダルマスワミ仏教僧院に加え、日本、スリランカ、タイ、ベトナム、フランス、ドイツ、ミャンマーなどが独自の寺院、僧院を建てています。ルンビニには仏教の博物館や研究所もあります。現在はルンビニ開発トラストが、丹下健三氏のデザインに基づくルンビニ開発計画を実施中です。

チトワン国立公園

チトワン国立公園はネパールで最初に設定された国立公園で、ヒマラヤ山脈の麓、タライ平野の内奥部のチトワンの低地に位置しています。932平方kmの土地を有し、アジア全土で最も原生自然環境が維持された自然保護区です。生息する動植物も豊富で、哺乳類や鳥類の種類も、夢中になってしまうほどバラエティーに富んでいます。この国立公園は大一犀角(Greater One-horned rhinoceros)やロイヤルベンガルトラ(Royal Bengal tiger)などの絶滅危惧種の、最後の居住区といわれています。この保護区は1973年に国立公園となり、1984年にユネスコ世界遺産に指定されました。

サガルマータ国立公園

地球上の最高峰8,848mのエベレストを初めとする険しい山々、氷河、渓谷などを有するエベレスト地域の大部分が、サガルマータ国立公園として指定されています。北東ネパールに位置する総面積1,148平方kmにおよぶサガルマータ国立公園は、エベレスト地域の河川域を越えてシェルパ族の故郷クンブまで広がっています。多くの土地はシャクナゲ(Fhododendron)、カバ(樺、birch)、マツ(pine)、ビャクシンマツ(junipar)や銀モミ(silver fir)の森林で、標高4,000mまで植物が生い茂っています。また、ユキヒョウ(snow leopard)、ジャイアントパンダ(giant panda)、オオヤマネコ(lynx)のような哺乳類の希少種や、スノーコック(snow cock)やユキクジャク(snow pigion)、多種のキジ(pheasant)といった鳥類の希少種もここで生息しています。1979年には世界遺産に指定されました。

情報提携者: シェルパ ナガワ ソナム

ビザ申請の受付時間午前10:00時から12:00時
受領時間 翌々営業日の午後14:00時から16:00時
休館日:土日祝祭日(不定期で休館することがあります)

             休館日のご案内 !

ネパール大使館は年末年始の為2017年12月28日(木)より2018年1月3日(水)まで閉館させていただきます。

特命全権大使からのメッセージ

Prativa RanaNepal and Japan have been enjoying excellent relations since the establishment of diplomatic relations in 1956. The people to people contact goes back to 1899 when a Japanese monk, Ekai Kawaguchi, visited Nepal to pursue Buddhism. Kawaguchi visited Nepal three times. Similarly, Nepal sent eight students to Japan in 1902 for higher studies. Since Read More >>>

ネパールの地形

ネパールの国土は狭く、ごく短い南北の距離の中で、急激に地形が変わります。農業地として最適な沖積帯ガンジス平野部から、ヒマラヤ高峰群のある、土地としてはほとんど使い道のない凍土にまで範囲が及んでいます。この両極端な南北二つの土地の間に丘陵地帯や低山地帯が横たわっており、これらはチュリア山岳帯やマハーバーラタ山地として知られています。またヒマラヤ内陸部には砂漠帯にも似た渓谷が つずき。。。。

ブッダの生誕地ルンビニ

ルンビニはブッダの生誕地であり、世界遺産にも指定されています。ネパールの南西部に位置するこの巡礼地には世界中から信心深い仏教徒が、ブッダ(=目覚めた人)の生誕地である聖園(Sacred Garden)を敬うために集まって来ます。仏教に改宗した偉大な皇帝アショカ王によって建立された石柱は、世界的に有名な史跡です。今日ルンビニは、様々な国際的仏教団体によって建立された多数の美しい寺院、ストゥーパ、僧院などによって活気付いています。つずき。。。。

ネパールで登山

1953年、ネパール人シェルパ、テンジン・ノルゲイ・シェルパとニュージーランド人のエドモンド・ヒラリー卿が初めてエベレストを征服したことにより、世界中の耳目がネパールに注がれることとなりました。それ以来、数えきれないほどの人々がヒマラヤに登るようになり、中でも世界の8000m峰14座のうち8座を有するネパール ヒマラヤには、大きな関心が寄せられています。これら標高8,000m以上のピークのほとんどはアルピニズム黄金時代の 1950年代に征服されていますが、当時は多くの国々がわれ先にと初登頂を競い合ったこと つ好き。。。。